レンタルサーバーを選ぶ時のチェックポイント!phpは使える?

Webサイトなどを公開するためにレンタルサーバーを借りる時、どのようなポイントに注目してレンタル先を決めると良いのでしょうか。サーバーの容量、レンタル費用、データーベースが使える個数など様々ありますが、その一つとして「phpが使えるか」という点に注目することも大切です。

今回は、そもそもphpとは何かという初歩的な点から詳しく解説します。

そもそもphpって何?

phpとはプログラミング言語の一つです。もっとも大きな特徴として、その特性ゆえに、Webアプリケーションなどの開発に用いられることが多いです。phpを使いこなすことで、例えば、Webサイト上にデータを検索する機能を持たせたり、予約システムを実装したりできます。

また、昨今のWeb業界においてトップクラスの利用率を誇るWordPressの大部分はphpで構成されていますので、人によってはphpのことをほとんど知らぬまま操作していることもあり得ます。同じように動作するプログラミング言語として「JavaScript」があります。

Webサイトを閲覧したユーザーがいた場合、JavaScriptの場合はユーザーのパソコンのブラウザソフトが処理を行うのに対し、phpはサーバー上で動作して、その結果をユーザーのパソコンのブラウザソフトに渡す、という違いがあります。

ブラウザソフトで処理する場合、その個人のパソコンの性能や環境によって大きく速度が低下する恐れがありますが、サーバーサイドで処理が行われる場合、おおよそ誰でも一定の速度でデータを受け取ることができるのです。

つまり、「環境によってサイトの読み込みが遅い」といったリスクが減らせるため、phpは非常に人気が高いプログラミング言語と言われています。

phpが使えないサーバーだと何が困るの?

phpを導入することで、WEBサイトに対して様々な機能や動的な描画などを実装することができるだけでなく、WordPressのような利便性の高いブログツールなどが利用可能になります。言い換えれば、phpが一切使えないサーバーを借りてしまうと、「そろそろHTMLサイトからWordPressに乗り換えよう」などと思った時に、サーバーの引っ越しなどの手間がかかってしまうのです。

まず前提として数多くあるレンタルサーバーのうち、有料のサーバーの場合、多くのレンタルサービスでphpに対応しています。反対に無料のサーバーの場合は、php対応可のプランが限られている・php対応不可である、といったケースが珍しくありません。

phpはその特性上、サーバー側に負荷をかける性質を持っているので、phpを使いたいと思う場合は、できれば月額数百円でも支払ってレンタルするサーバーを探す方が良いでしょう。

phpには複数のバージョンがある!

こういったことを踏まえて、実際にレンタルサーバーを選ぼうと思った場合は、「利用可能なphpのバージョン」について確認しておくことをおすすめします。phpは世界中のプログラマによって利用され、また常にアップデートされ続けている言語です。

現在使われているphpとは、1998年に誕生した「PHP3.0」がアップデートしていったもので、常に最新バージョンが開発され、リリースされ続けています。

その一方で「このソフトウェア・ツールを使うためには、最新あるいは特定バージョンのphpの導入が不可欠」といった具合に、必要なphpのバージョン指定が行われることも珍しくありません。つまり、「利用料金が安いかどうかでレンタルサーバーを選ぼう」「よく分からないがphpは利用可能のようだから大丈夫だろう」と思って決めてしまうと、いざツールを利用しようと思った時に推奨されるバージョンを用意することができず、泣く泣く導入を見送ったり、利用可能なサーバーに乗り換えたりする手間がかかってしまう恐れがあるのです。

このため、HTMLによる静的なサイト以外のサイトの構築や、Webアプリケーションを作る可能性がある場合は、必ずphpのバージョンについてチェックしておきましょう。

レンタルサーバーのphpバージョンについての考え方は?

phpのバージョンについては、レンタルサーバーがデフォルトで用意しているバージョンだけでなく「古いバージョンなどへの切り替えが可能か」といったポイントも抑えておきましょう。

もちろん、Webサイトやアプリケーションを構築する場合、最新版のphpを導入するケースが最も多く、かつ最も望ましい状態ではありますが、場合によっては特定のバージョンが求められることもあるでしょう。その一方で、レンタルサーバーによっては、古いバージョンのphpの利用を推奨していないことがあります。

これは、バージョンアップの際に、「処理速度・性能面での向上」「バグ等の修正によるセキュリティ強化」などが行われているからです。仮にセキュリティリスクの高い古いバージョンを使っている場合、サーバーが攻撃される恐れがあり、最悪の場合、レンタルサーバー全体が被害を受ける可能性すらあります。

そういった被害を防ぐため、開発が終了したバージョンなどは利用できないサーバーも珍しくないのです。

レンタルサーバーのphpバージョンの変更方法は?

phpのバージョン変更を行う場合、レンタルサーバーによって方法が異なります。コントロールパネルなどから任意のバージョンを選択できることもあれば、問い合わせを行った上で対応して貰うケースもあります。また、脆弱性の高いバグなどが見つかった場合は、phpのバージョンアップが強く推奨され、期間内にバージョンアップするよう求められることもあるでしょう。

この時、phpを利用したWebサイトを既に公開している場合、バージョンアップによってサイトに不具合が発生する可能性があります。事前にバックアップ等を取得・バックアップからの復旧手順等を用意した上で、できるだけ余裕をもってバージョンアップ対応をして、サイト側に影響が出ていないかを確認することが大切です。

なお、プログラミングの中身が大きく変わるメジャーアップデート(phpの場合は、php6、php7、php8という風に番号が変わっていく)の場合、マイナーアップデート(php7.4からphp7.5、php8.0からphp8.0.1へアップデートするような場合)よりも不具合発生のリスクが高くなるため注意しましょう。

phpが利用できるレンタルサーバーを探そう!

初めからphpが必要なWordPressなどを導入予定である場合などを除くと、ついつい格安のレンタルサーバーを探してしまいがちです。しかし、phpはプログラミング言語の中でも、分かりやすく初心者も学習しやすいと言われており、Web開発を行う上では欠かせません。

後になってサイト改修をするようなケースも考慮すると、できればphpが利用できるレンタルサーバーを選ぶことをおすすめします。