レンタルサーバーにipアドレスがあるって知ってた?その調べ方などを解説します

インターネットを利用しているうちに、「ipアドレス」という言葉について耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。自分でレンタルサーバーを契約してWEBサイトなどを構築した際に、初めて目にしたという人も珍しくないかもしれません。

実は、レンタルサーバーにも固有のipアドレスが割り振られています。今回はipアドレスがどういうものなのか、その調べ方などについて詳しく解説します。

そもそもipアドレスってどんなもの?

ipアドレスはインターネットに接続する際に必ず必要となる番号のことです。ネットワーク上ではありとあらゆる機器は、このIPアドレスによって識別されます。パソコンもスマートフォンもゲーム機も、全ての機器はインターネットに接続する際にこのIPアドレスが必要ですし、更にそれらのアドレスは全て重複することなく割り当てられています。

個人のデバイスでインターネットに接続する場合は、一般的にプロバイダと呼ばれるサービス提供者との契約が必要です。プロバイダは契約者に対してipアドレスを割り当てて管理します。なお、ipアドレスは全て固有の番号となっていますが、日本においては、接続中の間だけ、いずれかのIPアドレスを割り当てる「動的ipアドレス割り当て方式」を採用しています。

しかし、インターネット関連技術やデジタルデバイスの普及や発展に伴って同時接続数が増え、ipアドレスが枯渇する問題が懸念されています。このような問題は1990年代から問題視されるようになり、当時使われていたipv4という方式から、より多数のipアドレスを表記できるipv6という方式が使われるようになっています。

なお、インターネット上で一意であるipアドレスですが、その番号などが露呈しても絞り込めるのは対象者が接続しているであろう地域までです。詳細な住所や氏名のような個人情報が流出する心配はありません。

WEBサイトのURLもIPアドレスとして処理されている?

我々がどこかのWEBサイトに接続する時、「https://google.com」といったような、アルファベットと記号を組み合わせた表記を使っています。例の場合は、Googleのトップページにアクセスすることができます。

しかし、我々が操作しているパソコンやスマートフォンなどがデータを処理する際は、このような文字列は用いられておらず、IPアドレスに変換して処理をしているのです。文字列(URL)からドメイン名と呼ばれる文字列を取り出し、そのサイトを出力するために必要なデータがどこにあるかを導き出すために、インターネット上に存在するDNSサーバーと呼ばれる機器とやり取りをしています。

こういった処理は、多くの場合は長くても数秒程度で完結するので、そのようなデータのやり取りが行われていることを意識する必要はほとんどありません。しかし、IPアドレスなどが割り当てられ、現代社会における住所のように一意の(他と重複することがない)ようになっているので、世界中のどこからでも特定のサイトにアクセスできるようになっているのです。

レンタルサーバーにもipアドレスが割り当てられている!

インターネットに接続する際に欠かせないipアドレスなので、レンタルサーバーにもipアドレスが割り当てられています。通常時は特に意識する必要はありませんが、サーバーの移転や他社で取得したドメインを別の会社で利用する場合、あるいはセキュリティ対策などを行う場合に、アドレスが必要になることもあります。

レンタルサーバーによって確認手順は異なりますが、「サーバー情報」といった項目で確認できるでしょう。ただしレンタルサーバーによっては一般公開されていないので、窓口などから問い合わせるか、レンタルサーバーから割り振られた初期ドメインをチェックツールで検索することでipアドレスを確認できるはずです。

詳しくは次の項目で解説します。

レンタルサーバーのipアドレスの調べ方をより詳しく知ろう!

WEBサイトのIPアドレスを調べる方法は、個人のパソコンを使う方法から、WEB上の無料ツールやサービスなどを使って調べる方法まで様々です。CMAN(https://www.cman.jp/)などを代表とする、WEBサービスにアクセスした後、サイトのドメイン名を入力することで、ipアドレスが表示されます。

この仕組みを利用して、レンタルサーバーを借りた時に必ず割り振られる「初期ドメイン」で検索をしてみましょう。するとipアドレスが逆引きされて出力されるので、自分が利用しているレンタルサーバーのアドレスが確認できます。

レンタルサーバーのipアドレスを意識する時は?

個人がipアドレスを意識する必要があるのは、最も多いケースとして考えられるのは、自分が運用しているサイトへのアクセスユーザーを制限するタイミングです。例えば、特定のipアドレスから、大量のスパム投稿が行われてサーバーに負荷がかかる、あるいはサイバー攻撃を受けている事実が発覚した場合、そのipアドレスのアクセスを拒否することで被害を迅速に終息することができます。

前述した通り、ipアドレスは固有の識別番号ですが、ipアドレスそのものを見ただけでは地域しか特定できません。一方、「ここからここまでの番号はアメリカ、ここからここまでの番号は日本」という大きな分け方が決まっているため、「不正アクセスが多い特定の地域のipアドレスを全て弾く」といった制御も可能です。

反対に、管理ツールやログイン画面に、管理者しかアクセスできないようにipアドレスを制限することも可能です。「管理者のipアドレス以外を拒否する」といった設定を行うことで、セキュリティ対策を高めることができるでしょう。

しかし、これらのipアドレスは基本的に「WEBサイトやレンタルサーバーにアクセスする人を、ipアドレスによって識別し、制限する」という方式なので、レンタルサーバーのipアドレスは関係がありません。これは、レンタルサーバーのipアドレスも動的に変化する可能性があるからです。

基本的には最初に割り振られたipアドレスが固定で利用できますが、「絶対に変化しない固定のipアドレスを使いたい」という場合は、専用のサービスでipアドレスを取得する必要があります。多くの場合はネットワーク上で自動的に処理されているので、レンタルサーバーのipアドレスについては、意識する必要はないので安心です。

知っておくといざという時に安心!

レンタルサーバーのipアドレスは基本的には動的なもので、変化する可能性はあります。

ただ、その必要性がないので固定されたアドレスのように扱われていますが、そもそも、一般的なサイトではレンタルサーバーのipアドレスを意識する必要性が少ないのです。

しかし、レンタルサーバーにもipアドレスが割り振られていることや、それを調べる方法を理解しておくことで、いざと言う時も慌てずにすむでしょう。